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3.3 インストール
MacOS X WorkShop を始めるには
MacOS X WorkShop start kit
MacOSX-WS-10.3j.dmg
をダウンロードしてインストールします。
(ソース一式は
MacOSX-WS-10.3j.tar.bz2
として置いておきます。)
このインストーラは以下の処理を行います。
- apt-rpm のインストール
apt-rpm を利用する為の核となるものです。
apt, popt, rpm, beecrypt, bzip2 package の中から
必要な物を抜き出したものです。
- rpm data base の構築
$ sudo rpm --initdb
を実行します。
- OSX-system, OSX-X11 パッケージのインストール
MacOS X に存在するリソースを rpm に知らせるパッケージをインストールします。
/private/etc/{csh.login,profile,zprofile}
が置き換えられ
/usr/local/bin
等にパスを通します。
/private/etc/X11/xinit/xinitrc
が置き換えられ、
パスを設定し各ユーザーの .Xclients を有効にします。
尚、オリジナルファイルは
.rpmorig のサフィックスを付けて保存されます。
インストールされる設定ファイルは
OSX-system
にてご確認ください。
- ユーザー用初期設定ファイル(dot files)のインストールと配布
OSX-Preferences package をインストールします。
また、各ユーザーに以下の設定ファイルを配布します。
既に存在する時はファイル名の末尾を .rpmold に変えて保存した上で
配布されます。
- .Xclients
X11 を起動する時に実行されるスクリプトです。
kterm や kinput2, login window をここで起動しています。
- .Xresources
主に xterm, kterm の設定が記述されています。
- .bashrc, .bash_profile
bash の設定ファイルです。
OSX-Preferences package
の更新に対応する為に個人用の記述は
.bashmyrc の中に記述して下さい。
- .cshrc, .tcshrc
csh, tcsh の設定ファイルです。
.tcshrc は .cshrc へのシンボリックリンクです。
OSX-Preferences package
の更新に対応する為に個人用の記述は
.cshmyrc の中に記述して下さい。
- .zshenv, .zshrc
zsh の設定ファイルです。
OSX-Preferences package
の更新に対応する為に個人用の記述は
.zshmyrc の中に記述して下さい。
- .emacs.d, .emacs.el
emacs の設定ファイルです。
OSX-Preferences package
の更新に対応する為に個人用の記述は
.emacs.my.el の中に記述して下さい。
- .mew.el
emacs 上で mew を利用するにはこのファイルを各自編集します。
- .vimrc
vi の設定ファイルです。
- .rpmmacros
rpm package を構築する時は、
予め各自このファイルを編集しておく必要があります。
- .signature
メールの署名ファイルです。
- rpm
rpm package を構築する時の作業ディレクトリです。
インストールされる設定ファイルは
OSX-Preferences-10.3.tar.bz2
をダウンロードしてご確認ください。
注意!
各ドットファイルはピリオドから始まるため、
Finder から直接見る事は出来ません。
展開後に terminal 上で cat コマンド等を利用して確認して下さい。
これで様々な rpm package をインストール出来る様になります。
「
MacOS X WorkShop の使い方
」を参照して必要なパッケージをインストールして下さい。
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KOBAYASHI Taizo
平成17年7月15日