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6.5 インストーラを作成する
ファイル類の準備ができたら、
PackageMaker を使ってインストーラを作ります。
● PackageMaker を起動すると、
「Description」タグが選択されたウィンドが現れます。
「Title」「Version」「Description」に記述します。
図 1:
「PackageMaker-Description」
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● 「Files」タグではインストールするファイルを置いてあるディレクトリ
「OSX-WS/ROOT」を指定し、
全体を圧縮する為に「Compress Archive」にチェックを付けます。
図 2:
「PackageMaker-Files」
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● 「Resource」タグではスクリプト・ファイルを置いてあるディレクトリ
「OSX-WS/Resources」を指定します。
図 3:
「PackageMaker-Resources」
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● 「Info」タグでは以下の設定をしています。
- Default Lacation
       インストール先を指定します。
       ここではルートディレクトリ「/」を指定します。
 
- Post-Install Action
       インストール後の動作を指定します。
login のし直しで大丈夫な筈ですが、
       大事を取ってここではリスタートするように指定しています。
 
- Authorization Action
       インストール時に必要な権限の指定
root の権限を与えます。
 
- Flags: Allow Revert to Previous Version
       インストールしようとしているものよりも新しいものが既に
       インストールされている場合に
       インストールを続行させるか否かの設定です。
       ここでは一応許可しています。
 
- Flags: Root Volume Only
       インストール先のボリュームを起動ボリュームに限るか否かの設定です。
       当然チェックを付けておきます。
 
- Flags: Follow Symbolic Links
       インストール先がシンボリックリンクであった場合に、
       そのシンボリックリンクを認めるか否かの設定です。
       チェックを付けないとそのシンボリックリンクを消してしまうので、
       チェックを付けておきます。
       ただし、これはあくまで保険として付けておくもので、
       インストール・ファイルを置いておく「OSX-WS/ROOT」以下の段階で
       /etc 等シンボリックリンクに向けたディレクトリを作らない事が大事です。
 
その他のフラグは必要に応じてチェックして下さい。
図 4:
「PackageMaker-Info」
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● 「Version」タグでは、その名の通り version を記述します。
図 5:
「PackageMaker-Version」
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● 全部設定し終わったら保存した後に、
「File」→「Create Package」でインストーラを作成します。
 
 
  
 
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KOBAYASHI Taizo 
平成17年7月15日