up previous next index
Up: 6 インストーラを作る Previous: 6.3 インストールするファイル類を用意する Next: 6.5 インストーラを作成する


6.4 インストールする手順を所定の各ファイルに記述する

ソフトをインストールするには、 インストールしようとしている環境が適切であるか確認する必要がありますし、
ファイルを所望の位置に置いた後に、 某かのお決まりの設定をする必要がある事もままあります。

ここではその様な手順を実現する方法を述べます。

PackageMaker Help に記述がありますが、 インストーラが行う手順は以下になります。

  1. InstallationCheck
  2. VolumeCheck
  3. preflight
  4. preinstall or preupgrade
  5. (INSTALLER EXTRACTS AND INSTALLS THE PACKAGE'S CONTENTES.)
  6. postinstall or postupgrade
  7. postflight

MacOS X WorkShop ではこの中の、
InstallationCheck, postinstall, postupgrade を利用
しています。
以下順次説明していきます。

InstallationCheck
「OSX-WS/Resources/InstallationCheck」がスクリプトの実態で、
「OSX-WS/Resources/Japanese.lproj/InstallationCheck.strings」 がメッセージ(日本語環境UTF-8)の実態です。

ここでは、 インストールしようとしている環境が適切であるか を確認します。

している事は、

のチェックと、 状況に応じたメッセージの表示です。

詳細は Apple のドキュメント をご覧下さい。

postinstall, postupgrade
「OSX-WS/Resources/postinstall」がスクリプトの実態で、
「OSX-WS/Resources/postupgrade」は、現在 postinstall へのシンボリックリンクです。
Tiger 版のインストーラでは別のファイルに成る予定です。

ここでしている事は、

です。

最後に、 「OSX-WS/{Welcome,ReadMe,License}.rtf」 を作っておきます。


up previous next index
Up: 6 インストーラを作る Previous: 6.3 インストールするファイル類を用意する Next: 6.5 インストーラを作成する
KOBAYASHI Taizo
平成17年7月15日